炭窯づくりプロジェクト



NPO法人いわて森林再生研究会
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炭窯づくりプロジェクト・記録
間伐・集材 ■間伐材を運ぶ ■皮剥き作業 ■造成工事 ■使う粘土を決める
粘土の搬入 ■窯本体づくりスタート設置場所を決める ■暗渠づくり
窯の形を描く ■排煙装置(エントツ) ■杭小割りづくり ■窯の形枠づくり 
焚き口の取付け ■炭材の立て込み ■木枠の縁に土を入れる ■粘土の搬入 
窯本体の「土」づくり ■延々と続く「土づくり」 ■調合した「土」をテスト ■側壁 (腰) づくり
排煙装置(エントツ)の木枠を焼却 ■天井 (鉢) づくり ■天井づくり〜2日目
吊り環の埋め込み ■窯本体が出来上がる ■上屋づくり ■皮剥き作業 ■窯の補修
屋根葺き ■自然乾燥しながら更に補修がつづく ■梁に吊り環を?ぐ
いよいよ炭焼き・開始 ■着火 ■変化する窯の表情 ■ひび割れ ■補修作業
精錬 (ねらし) ■通気口・排煙口を閉鎖 ■窯だし ■完全に炭化していない炭
窯の内部は? ■一回目の炭焼きを終る ■2回目の炭焼き準備 ■炭材の準備
炭材の重さを測る ■2回目炭焼き開始 ■祈る ■点火 ■着火
窯前で即席ラーメン ■温度計測 ■温度のデータを記録 ■精錬 ■消化
窯だし ■焼き上がった炭の計測 ■結果 ■炭窯づくりプロジェクト〜完遂


<間伐・集材> '08.5〜7月

伐り倒した間伐材を集める。
炭窯の土留め、炭焼きの炭材、
さらに上屋をつくる材料などに、
すべて間伐材を使うため 。

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<間伐材を運ぶ> '08.5〜7月

窯をつくる場所 (盛岡市手代森堀)
へ運び込む。

最大積載量350kgの軽トラックで
運ぶため何回も往復した。

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<皮剥き作業> '08.7月

窯の土留めや窯の型枠をつくる
ための杭、また上屋に使う材は
相当の量になる。これを全部剥
がなくてはならない。地味だが
根気のいる作業。

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<造成工事> '08.6月〜7月

窯の設置場所は藪だらけの荒
れた原野。
バックホーで掘削、地均し。

※バックホーは近くの農家から
借りる。


窯の設置場所はなかなかのロ
ケーション。奥羽山系の山並も
望めるところ。

窯へ通じる坂道もつくる
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<使う粘土を決める>

粘土の良し悪が窯づくりの
鍵になる。窯づくりに適した粘
土が遠野市のレンガ工場にあ
るのが判り、その粘土を使うこ
とにした。

※ 粘土堆積場・遠野市白岩
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<粘土の搬入> '08.7.31

7月の長雨で粘土の堆積場所
から運び出せず、本格作業の
直前にやっと届いた。窯の設
置場所まで運ぼうとしたがトラ
ックが坂を登れず、バックホー
で脱出。

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<窯本体づくりスタート>
           '08.8.2


窯の概要、作業の手順など
窯づくり指導の沖登さんから
説明をうける。

会員のほか、一般の人3人
も参加。

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<設置場所を決める>

巻尺で窯の範囲を測る。

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<暗渠づくり>

 窯底の部分を深さ50cm
 掘り下げる。

 ※ 暗渠‥‥炭焼きの時に
   炭材から出る水分を吸
   収させる浸透装置。

一番下に丸太を敷き、その上
 に短く切った潅木をのせる。

※ 炭材の半分は水分。炭焼き
  のとき水分の大部分は水蒸
  気となって排煙口から出る
  が、煙道で凝結した水分は
  この暗渠に浸透する仕組み。




 更に、瓦の破片を潅木の上
 に乗せる。

更に、瓦の破片を敷き詰める。

 丸太、潅木、瓦片と3重に積む
 など、吟味する。




 会員の藤井さんが大型のバ
 ックホーを持ち込み、土を被
 せドンドン突 き固める。


  更に、丸太や填圧具を使い
  人力で突き固める。
  エンヤコーラの世界。

  これほど頑丈につくるのは、
  この上に窯本体をつくる基
  礎になるからだ。
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<窯の形を描く> '08.8.3

  暗渠の上の窯床部分に、
  窯の形を描き、目印の杭
  を打ち込む。
  
  これが、これからの作業
  の基準になる。

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<排煙装置(エントツ)>

炭焼きは窯の熱を如何に
コントロールするかできまる。
  それを司るのが排煙装置だ。
予め造って来た木枠を設置
場所に据え、耐火レンガで
組み立てる。


大事な部分であり、レンガ
を寸分狂わぬように積み重
ねていく。指導の沖さんの
手ほどきで大切な煙道づく
りに挑戦。


耐火レンガの目地とし使う
モルタルは出来るだけ薄く
するのがコツ。
そうしないと乾燥したときに
目地が痩せて隙間ができ
るという。


この排煙装置(エントツ)は、
また後で、窯本体がある程
度出来た段階で仕上げるこ
とになる。
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<杭小割りづくり>'08.8.3〜

杭の土に打ち込まれる部分
は腐れ防止のためバーナー
で焼く。

窯づくりに必要な丸太は多量
だ。土留め用、型枠用、炭材、
窯の上屋用などに使われる。
杭づくりも重要な作業だ。

カラマツの杭‥‥‥窯の一番
外側に打ち込んで土留めにす
るもの。

※ カラマツはスギに比べて硬
  く、また腐れ難いという。


小割り‥‥‥丸太を玉切りし
て細かく四つ割りなどにする。
 
小割りは窯の形をつくるため
必要。また、炭焼きの焚きつ
けにも必要になる。


現代の木割りは電動機械?

マサカリの代わりに電動木
 割り機 (当会所有)も登場。 
 楽チン楽チン!
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<窯の形枠づくり> '08.8.3

 杭打ちからはじまる。地面に
 記した窯の図形に沿って杭
 を打ち込む。

 脚立に乗って杭を打ち込む
 のは至難の技。身体のバラ
 ンス感覚がなければ難しい。
 ヨイショ!


窯内側の線に沿って杭を打
 ち込む。かなりはっきりと窯
 のイメージが出てくる。 
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<焚き口の取付け>

 火の焚き付け、人の出入り、
 炭材の詰め込み、炭の取り
 出し等の重要な部分。四角
 形ラッバ状の木枠の取付け。

窯の型枠をべベニヤ板を張り
 つけてつくる。
 チェンソーでの造作は得意。


型枠を作って、炭窯のイメージ
 が更に はっきりしてきた。
 ※この内側の木枠は窯が出来
  上がって初回の炭焼きで焼
  却されることになる。

 ※粘土が届かないので、4 ,5
日は本体づくりは中休み。
上屋づくりに使うカラマツ丸
太などを運ぶ。

 ※4日から天気は快晴。13日
   まで連続「真夏日」になる。
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 <炭材の立て込み>08.8.6

窯の内部に炭材を隙間無く立
 て込む。 側壁(腰)を強く突き
 固める時に、木枠が壊れない
 ようにしっかりと立 てていく。
 
 ※ この日に粘土が届くので窯
   本体の作業に拍車をかける。

排煙装置 (エントツ)が付く周
 りの炭材だけは横に置く。
 理由は側壁を造った後、エン
 トツの木枠に内側から火をつ
 けて燃やすで、炭材を取りや
 すくするため。

エントツの通気口をつくり、木
枠の周りもレンガやセメントで
組み上げ、頑丈にする。

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 <木枠の縁に土を入れる>

 窯の木枠が出来、焚き口、排
煙装置 (エントツ)も据えたら、
先ず、窯の縁部分に土を入れ
る。この部分は窯ではないの
 で普通の黒土でかまわない。

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 <粘土の搬入> '08.8.6

 堆積場がぬかって運び出せ
 なかった粘土がやっと遠野か
 ら届く。
窯づくりは計画通りには進ま
ずヤキモキしたが、これで、
 窯本体をつくる材料が揃う。

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<窯本体の「土」づくり>
  〜この日から毎日つづく〜


 粘土、砂、セメントを調合して
 つくる「土」が、窯の良し悪しを
 決める。粘りが強すぎると窯が
 割れ、少ないと砕ける。

 先ず、粘土の塊を小さく砕く作
 業から始まる。
 粘土を小さく砕くのはなかなか
 難しい。
 畑で使う小型耕耘機(管理機)
 を持ち込み粘土を砕く。
 根気の要る作業だ。

 4日から連日の快晴がつづく。
 炎天下の作業は体力を消耗
 する。
 昼食後、木陰で暫時の昼寝。

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 <延々と続く「土づくり」>

 砕いた粘土に砂を入れ、セメ
 ントを混ぜて調合するが、微
 妙な割合で混ぜ合わす。

 混ぜあわせたら、水を加えて
 ある程度の柔らかさにする。
 リンゴ畑で使うスピードスプレ
ーも運び込まれ土づくに参加。

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<調合した「土」をテスト>

   つくる土窯は炭材を800℃で
 炭化させるもの。窯はそれに
 耐える必要がある。そのため
のテスト。
 調合してつくった「土」を固め
 て炭火で焼いて見る。

 固めた「土=試料」を、炭火に
 いれる。

 ※ この炭火の炭は昨年炭焼
   き研修でつくったもの。

 焼き上がった土(試料)。

 これを地面に落として、その割
 れ具合で「土」の良し悪しを判
 断する。
 
何度か粘土、砂、セメントの割
 合を変えて錬った試料を焼き
 上げて地面に落としてみた。

 窯づくりの「土」を決める。

 地面に落下させ大きな塊で割
 れたものが合格。
 この塊りの「土」が最適との判
 定。粘土、砂。セメントはこの
 調合割合で混ぜる。

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 <側壁 (腰) づくり> 

  先ず、調合した「土」を型枠
  に入れる。
  大量の「土」を入れるため、
  人海作戦で運び上げる。
   リンゴを摘む籠は土運びに
便利だった。

 側壁部分をランマーで突き固
 める。

 狭い場所でこの機械をコントロ
 ールするのは、なかなか難しい
 が、人が突くより効率が断然よ
 い。

 側壁の最上部まで突き固まっ
 てきた。
 ランマーを使っても約半日を
 超える作業になった。昔はカ
 ケヤで打つのが普通だったと
 言うが、相当根気の要る力仕
 事だったことが分かる。

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<排煙装置(エントツ)の木枠を焼却>
             '20.8.9
 
 側壁を突き固めた後、エントツ
 の木枠を焼却する。
 窯の中に積み込んでいた炭材
 を一旦取り除いて下の煙道口
 で火を焚きつける。

 この煙道口が炭焼きのとき窯
 内の煙が通るところ。窯の最
 も重要な部分。

 やがて、中の木枠が焼け落ち
 レンガ等で組み立てたエントツ
 部分になる。

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<天井 (鉢) づくり>
         '08.8.10


いよいよ、天井づくりの段階ま
 ですすんだ。窯内に立て込ん
 だ炭材の上に、丸太を積み、
 ドーム状に盛り上げる。

 木組み細工のように太い、細
 い、長い、短い木を上手く組み
 合わせて形を整えていく。

 亀の甲羅のようなドーム状の
 形が出来てきた。

 最後に凹凸を少なくするため
 組み込んだ丸太の隙間に四つ
 割りにした小割りを埋め込む。
 ここまでくると窯の形もはっき
りしてくる。

 ※ この段階で日が暮れ、「土」
   を盛 り上げ突き固める作
   業は翌日にする。

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<天井づくり〜2日目>
           '08.8.11
 
 まず、壁の部分に水を湿らせ
 天井になる「土」と馴染むよう
 にする。

 前日、丸太や小割りでつくった
 ドーム状の木組みに古い畳表
 を被せ「土」を外側から少しず
 つ盛り上げる。

「土」の盛り上げも丁寧に、籠
 で運ぶ。

 窯が壊れるのは殆んどが天井
 が抜け落ちるもの。とにかく、
天井づくりは慎重を要する。
  
 ※ 突き固め‥‥土の中の空
   気を抜くこと。

この段階で、プレート(土を平に
押し均す機械)を使ってみたが、
突き固める作業には、パワー
不足で不向きだ。

 外壁の突き固めで威力があっ
 たランマーを天井づくりにも使う。
 ただ、どうしても側壁からの立ち
 上がりのところは斜めになって
いるのでこの機械ではなかな
か難しいことが分かった。

 その部分はカケヤなどで打ち
 固めることになった。

 ※ 窯をつくることを「窯打ち」と
   いう。みんなで根気よくカケ
   ヤや丸太で「土」を打ち固め
   るからのようだ。

 ドーム状の木組み部分がすっ
 かり「土」で被われてきた。
 いよいよ天井の盛り土を固め
 る作業に入る。

天井の平らな部分はやはりラン
 マーで突き固めた。
 一度、使って味を占めたので、
 どうしても使いたくなる。

 この場面は、機械にお任せして
 いるところ。

 どうしても、ランマーで難しかった
 立ち上がり部分はカケヤや丸太
 で打ち固めるマンパワーに限る。

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 <吊り環の埋め込み>

 天井が落ちないように吊り環を
9個を取り付ける。出来上がっ
 た天井に埋め込む。

 埋め込むため、出来た天井
 をクサビで切り取って吊り環
 を埋め込む。

 彫って埋め込む作業も根気の
 要る作業。

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 <窯本体が出来上がる>

 この日のうちに、窯本体のつ
 くり方を終了したいとの思いが
 あり、日が暮れても作業を続
 け、修了は7時近くなった。
 本体が出来て一段落。
 後は乾燥させながら上屋など
 の整備することになる。

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 <上屋づくり>  '20.8.17

 窯を雨から守るためブルーシ
 ートを覆っていたが、この日
 から、上屋づくりを始める。
 まず、柱をバックホーでで打
 ち込んでもらう。

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 <皮剥き作業>

 窯の上屋も作業小屋も全て材
 料は間伐材でつくることにして
 いるため、皮剥ぎは重要だ。
 地味な作業を黙々と続ける。

 棟木や梁など木の継ぎ合わ
 せはカスガイを打ち付けるだ
 けの掘っ立て小屋方式だが、
 手馴れたメンバーが見る間
 に小屋の形に仕上げていく。

 垂木を乗せると、ますます小
 屋らしく見えてくる。
 屋根材を乗せると出来上が
 りだが、きょうの作業はここ
 までにして、ブルーシートで
 被う。

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<窯の補修>

一方、窯本体はできあがっ
 たが、乾燥を進めながら様
 様々な仕事がある。
 煙道口の仕上げもその一つ。

 窯の天井にも細かいひび割れ
 が出で来る。土窯である以上
 当然のことらしい。水分が少な
 くなり窯が縮むわけだ。
 天井部分を叩いて固めながら
 割れを塞ぐ作業も大事だ。

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 <屋根葺き> '08.8.30

 予算の関係もあり、上屋の屋
 根材は安いにプラスチックの
 波板にした。
 安っぽさはあるが、明るい小
 屋になったメリットの方が大
 きい。

  ※一般に炭焼き小屋は暗い
   イメージがある。

 窯本体が出来、雨風をしのぐ
 上屋も完成。
 これで雨露を凌ぐ「炭焼き小
 屋」は完成。
 ほっとして写真をパチリ!
 
 ※この後、窯を自然乾燥する。

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 <自然乾燥しながら
     更に補修がつづく>


 窯正面の補修。
 屋根が上がった後も、補修す
 る箇所が次から次とでてくる。
 乾燥が進んでいる証拠だ。

 焚き口も手を加える。
 その度に、更に窯らしく整って
 いく。

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 <梁に吊り環を繋ぐ> 80.9.14
 
 天井の崩落が炭窯の命取り
 になる。天井が落ちるのを防
 ぐための吊り環を梁に?ぐ。
 
 吊り環と梁の間に伸縮を調
 整する「ターンバックル」を
 取り付ける。

 窯は生き物のようだ。乾燥
 で天井が少しずつ下がって
 くる。目に見えない微妙な
 動きだ。
 それを察知するのが吊り環
 を梁に?いでいる番線の張
 り具合だ。それを調節する
 のがターンバックル。
 
 いと太鼓判を押される

 窯の顔ともいえる焚き口の
 周りをレンガ張りにしようか
 と仮に積み上げてみた。
 なかなか格好は良く見える。

 ※ ここから更に自然乾燥を
   ほぼ 1ヶ月続ける。

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<いよいよ炭焼き・開始>
           '08.10.12


ほぼ2ヵ月かけて窯を自然乾燥さ
  せ、いよいよ窯に火を入れる。
  ただ、今回に炭をつくるよりも、中
  に立て込んだ炭材を焼きながら窯
  を乾燥させるのが狙い。


はじめは、焚き口のところで薪を燃
  やし窯全体を暖める作業。炭材に
  着火しないように、しかし、薪は燃
  えるようにしなければならない。
  微妙な焚き火のコントロール。
  徐々に温度が上昇し炭材の着火ま
  でつづける。

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 <着火>  '08.10.19
焚き口から炎が噴き出したのを合
  図に薪の投入を止め焚き口 (薪の
  投入口)を閉じる。炭材本体に着火
  した合図だ。
  この後は通気口と排煙口の開け
  閉めの調節で温度を管理する。

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<変化する窯の表情> 
  
 窯の温度が上がるごとに窯の様子
  が変化してくる。見た目には分か
  らないが天井が徐々に下がる。天
  井を支えている吊り環の番線が張
  ってくるので分かる。取り付けてい
  るターンバックルで調整する。

  窯全体から湯気が立ってきた。
 
  窯本体の土は水を殆んど使って
  いないが、湿気が窯の表面に出
  てきた。
  その部分は水気を帯び黒ずんで
  くるのでわかる。

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 <ひび割れ>

 窯が高温になってくると「ひび割れ」
も出てくる。
 可なりの「割れ」と心配したが、土
 窯では当たり前のことらしい。
云われてみれば、土の湿気が無く
なばひび割れは起こるはず。

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 <補修作業>

    この部分は窯本体の地肌だが、修
 復作業して直した。
 ただ、丁寧な作業を要す。

  割れ目を、若干、V字形に彫り、
  耐火モルタルを水で溶いて割れ
  目に静かに静かに注ぎ込んで
  やればよい。

  炭窯は本体ができれば完成とい
  うわけにはならない。次々起きる
  症状 (ひび割れなど)を養生(補
  修)しなければならない。生き物
  のようだ。

  窯の表面も熱くなってきた。

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  <精錬 (ねらし)> '08.10.27

  今回の炭焼きは炭をつくることが
  目的でなく窯を乾燥させることだが、
  一応、炭焼きの工程に従っている。
  いよいよこの日は精錬に入る。 

  ※煙も白から紫に変わりやがて煙
    出なくなるのが目安。、

 午後2時、通気口を全開、排煙口
 も半分を開ける。温度上昇がつづ
 く。この調子だと夜の8時ごろに消
 火のため完全閉鎖ができそう、と
 判断し、8時にスタッフは再集合し
 た。排煙口に白く変化した時が、
 完全閉鎖のタイミングと言われて
 いたが確かに白くなっている。
 よし! 消火だ!

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  <通気口・排煙口を閉鎖>

午後8時、懐中電灯を頼りに、用
  意していた粘土で密閉する。
  窯の熱で張り付けた粘土から湯
  気が立つ。

  炭焼きの温度管理は終った。

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 <窯だし>  '08.11.9、

間もなく、結果が出る。
 窯は壊れていないか、立て込ん
 だ炭材は果たして炭になってい
 るか緊張の朝。
 ※窯づくりを指導した沖さんも来
  る。

   窯を開け、中の様子をうかがう。
  
   「どうだ!?」

 「炭だ!」

炭材は大分減っている。半分は燃
えて灰になったようだ。

  もちろん、今回の炭焼きは窯を乾
かすためのもので炭は余禄にすぎ
  ないが、それでも炭らしいものを見
てほっとする。。

 つぎつぎ空箱に詰め込まれた炭が
 窯から出てくる。
 
 準備期間を入れて3月から始まっ
 た「炭窯づくりプロジェクト」の成果
 が白日も下に出てくる。 

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  <完全に炭化していない炭>

炭材は上は炭化しているが底に
   着いていた部分は未炭化のもの
もある。
   炭窯内の温度は、天井と底では
400度の差があるそうだ。_
   それでも、まだ完全に乾燥して
いない窯にしては上出来と専門
家の評だ。

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  <窯の内部は?>

窯の内側、ここが 800度の熱で
   間伐材を炭化するところ。

窯内の側壁はに一箇所、弱いと
   ころがあっが、致命傷ではない。

  天井‥‥‥丸太を積み重ね、四
  つ割りの小割りでドームにつくっ
  たが崩れてはいない。
  凹凸が目立つが割れも見られず、
  まずまずの出来栄えではないか。

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<一回目の炭焼きを終る>

 自分で木を伐り、炭につくる過程を
 一通り体験。
 今回は完全な炭ではないが、炭を
 焼く目途がつく。
 間伐材利活用=温暖化防止に役
 立つ施設が出来たことになる。

 ※ この日で「炭窯づくりの終了」
 とする。

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 <2回目の炭焼き準備>
         '08.11.13

  窯もまだまだ乾燥させなくてはなら
  ない。炭にする間伐材は幾らでも
  ある。
  次の炭焼きの準備に取り掛かろう。

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 <炭材の準備>

  今回、太い炭材は割ってみること
  にする。
  使う間伐材は、焚きつけの薪、窯
  内の炭材の上に置く小割り材を含
  めて6?になる。

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 <炭材の重さを測る>
  
  樹木はどれほどの炭素を貯めて
  いるのだろうか、実証してみよう
  との試み。サンプルにした炭材を
  測っているところ。
  
  ※黒炭の炭素率85〜90%。 
    生の炭材の1/4が炭素という。
    それを実証する試み。

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  <2回目炭焼き開始> '80.11.15

  炭材の立て込み。手送り作業で立
  て込んでいく。
  人海戦術は団体の強み。

  立て込み方も工夫がいる。
  排煙口の前は、X掛けにし煙が通
  りいいように組む、後は下の太い
  方を上にて出来るだけ隙間が無い
  ように直立に立てる。

  炭素率などを知るため計測したサ
  ンプルの炭材は窯の中央部にセッ
  トした。

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  <祈る>
  人智の及ばないことに対して祈る
  気持ちが生ずる。炭焼きもそんと
  ころがあるのだろうか。窯の前で
  頭を垂れる。

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 <点火>

  焚き木に火を着け、2回目の炭焼
  きを始める。

  18日まで炊き続ける。
  窯の温まりかたが早く、3日ほどで
  温度が上がる。
  
  ※前回とは全然違う温度上昇のス
  ピード。

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 <着火> '08.11.18

    排煙口で90度に達した。着火と
  判断し薪の投入口を閉め、温度
  のコントロールは通気口と排煙口
  の調整で行う。

  ※ 炭焼きの醍醐味‥‥煙の色、
    味、匂い、温度、音を五感を
    フル動員して窯内の様子を推
    し量ること?

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 <窯前で即席ラーメン>

  昼には即席ラーメンで腹ごしらえ。
  
  温度コントロールはほぼ1時間ご
とに行う。窯は急激な温度の上
下がないことが分かり、1回目より
はずっと気持ちに余裕が持てる
ようになる。

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  <温度計測>

    3万円で購入温度計で排煙口
  の温度を測っている。

  ※ 昔の人は温度計など使わずと
五感を働かして、高品質の炭
をつくっていた

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  <温度のデータを記録>
 
  ほぼ1時間ごとに計測。この温度で
  炭化の進み具合を読み取る。

※このデータを蓄積すれば、きっと
    良い炭が出来る。

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 <精錬>  '08.11.21
 
  炭化が進み、温度も順調に上昇、
  そろそろ精錬(ねらし)の段階かと
  データと照らし合わせているところ。

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  <消火>

  午後通気口と排煙口を徐々に開
  け全開にする。
  午後4時温度400度に達したところ
  で一気に消火に入る。
  完全密閉する。 
  2回目の炭焼きの工程は、これで
  終了。

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 <窯だし>  '08.12.13

 焚き口に近いところには灰が積もっ
 ている。
 炭材は大分減っているようだ。

  炭はあるか? 

  照明を当てて見ると炭化した炭材
  が立っている。
  立て込んだ炭材の6割は、ちゃん
  と炭になっているようだ。

  窯の中の作業。
  出来た炭を箱詰めする。
    前回の炭焼きよりも炭化状態は
  良い。

  次々引き出される炭。
 
  ※ 生花店からもらった古箱に詰
    めて外に引き出す。この箱は
    丁度炭材の長さに合う。

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  <焼き上がった炭の計測> 

  炭の炭化データなど取るために立
  て込んだサンプルの重さを測る。
  生で入れた炭材 (樹木) が、どれ
  程炭素を固定しているのか、実証
  してみようとの試み

  また、この窯の今回の収炭率は
  いくらかを把握するため、全量を
  測る。 

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  <結果>

■ 収炭率‥‥‥1/11
炭材(生木) 3,336kg
    炭        279kg
※ 灰になった分が多い。
せめて1/6程度にしたい。
  
■ 炭素含有率 ‥‥生木の1/5 
      炭材サンプル    47.4kg
      炭化したたサンプル 9,55kg 
      ※ 窯の中央部に立て込んだの
でほぼ予想通りの数値。 

  積み上げられる炭。
  一部に未炭化の炭も見られたが、
  前回より大分少ない。
  窯がまだ完全に乾いていないため
  と考えられる。
  後2,3回、火を入れると窯も安定し
  てくるに違いない。

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  <炭窯づくりプロジェクト〜完遂>

   準備段階の'08年3月から始まり、
   8月の炎天下での窯づくり、その
後の小屋づくり、窯の修復、更に
炭焼きと10ヶ月にわたるプロジェ
クトも無事終了。

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間伐・集材 ■間伐材を運ぶ ■皮剥き作業 ■造成工事 ■使う粘土を決める
粘土の搬入 ■窯本体づくりスタート設置場所を決める ■暗渠づくり
窯の形を描く ■排煙装置(エントツ) ■杭小割りづくり ■窯の形枠づくり 
焚き口の取付け ■炭材の立て込み ■木枠の縁に土を入れる ■粘土の搬入 
窯本体の「土」づくり ■延々と続く「土づくり」 ■調合した「土」をテスト ■側壁 (腰) づくり
排煙装置(エントツ)の木枠を焼却 ■天井 (鉢) づくり ■天井づくり〜2日目
吊り環の埋め込み ■窯本体が出来上がる ■上屋づくり ■皮剥き作業 ■窯の補修
屋根葺き ■自然乾燥しながら更に補修がつづく ■梁に吊り環を?ぐ
いよいよ炭焼き・開始 ■着火 ■変化する窯の表情 ■ひび割れ ■補修作業
精錬 (ねらし) ■通気口・排煙口を閉鎖 ■窯だし ■完全に炭化していない炭
窯の内部は? ■一回目の炭焼きを終る ■2回目の炭焼き準備 ■炭材の準備
炭材の重さを測る ■2回目炭焼き開始 ■祈る ■点火 ■着火
窯前で即席ラーメン ■温度計測 ■温度のデータを記録 ■精錬 ■消化
窯だし ■焼き上がった炭の計測 ■結果 ■炭窯づくりプロジェクト〜完遂

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